上司のニーズに応えるための賢い報告
上司から報告依頼が!
システム開発プロジェクトに所属していた時の話。
開発プロジェクトと言っても様々で、新しいシステムを構築することもあれば、構築済みのシステムに改修を入れることもあります。
そんなある日、プロジェクト内でトラブルが発生しました。
作成したプログラムが想定していない動きをし始めたようで、正しくデータが登録されなかったようでした。
私が作った部分なので、当然私がトラブルを解決するために、あれやこれや見ていき、対応していくわけです。
その時、プロジェクトリーダの上司に「ちょっと他の打ち合わせに行くので、トラブルの件、後でまとめて報告してもらってもいい?」と。
さて、何を報告すれば良いのか。
上司に求められているものは何かを考える
よく聞く話だと、「結果を先に報告し、5W1Hを使って詳細を説明する」ということ。
確かに手法としてはそうなのですが、どのような内容を報告すればよいのか、考えていきましょう。
結論から言うと・・・。
上司もその報告内容に沿って業務を行っています。
報告を受けた内容から、今後の対応方針を考えたり、さらに上に報告をします。
なので、上司の業務に必要な情報を中心に報告すればよいのです。
上記の私の例だと、上司目線で何をしたいのかというと、
1.今の状況と、対応範囲、完了予定を知りたい
2.部下(私)の対応に問題がないかをチェックしたい
3.更に上にいるマネージャに報告する上で必要な情報を知りたい
が考えられます。
なので、上記のポイントを重点的に報告すると、知りたい情報が素直に聞けるので、上司も助かります。
難しいポイントとしては、上司や、さらに上にいるマネージャがどのような業務を行い、どの程度責任を持っているのかを、知っておく必要があります。
これは、日頃から観察し、アンテナを張り、覚えていかなければなりません。