情報を発信する人に情報は集まる
うまく働いていくためには社内情報を仕入れる
私の経験の中では、賢い人の方が気持ちよく会社生活を送っているように見えます。
キツい仕事には近づかないようにし、興味があり、安定した仕事を好きな仲間と楽しく進めていく。
そんな過ごし方、憧れますし、きっとプライベートも充実させることができるだろうなと思っています。
社内で好きな仕事を続けていくためには、社内の状況や動きを事前に察知し、的確な選択ができるよう準備しておく必要があります。
例えば、もし自身が、複数あるプロジェクトのいずれかへ配属しなければならない時、自分にとってベストな選択ができるかどうか、です。
その時の基準になるのが、
・そのプロジェクトは炎上する可能性があるか
・癖のあるメンバーやマネージャが配属予定か
・過去に同じようなプロジェクトはどうなったか
だとすると、何よりも社内の情報収集がキーポイントです。
とは言っても、色々な人に「教えて教えて」と言ってもいいネタが出てきません。
どのようにして情報を収集していけばよいのでしょうか。
社内情報を集めに行こう!
良質なネタは、飲み会で仕入れられることが多いと思います。
酔っ払ってしまえば、多少判断力を失い、少し口が軽くなるので・・・。
とは言っても、そういう情報を得られるときは、だいたい「大丈夫な人」だけが集まっている場に限られます。
考えてみてほしいのですが、飲み会に参加してもあまり会話に参加せずに聞いてばかりいる人、いますよね。
その人は飲み会にそのうち呼ばれなくなりませんか?
情報は物々交換のようなもので、こちらからも発信しなければ出てこない、そんなもんだと思います。
また、 信頼度が低い人がいる飲み会では、良質な情報は得られにくいと考えられます。
なので、情報取得のためには、まず自分が「大丈夫な人」にならなければなりません。
酔って必要以上に口が軽くなる人は「大丈夫な人」ではなくなってしまいますので、そういう場合はアルコール量を調整してくださいね。
こちらから発信するネタも準備
信頼度を上げることは、重要ですが、それはまた別の機会に書くとします。
次点で必要なこととしては、情報の物々交換のためのネタを用意しておくことです。
人を傷つけないような、良い評判系のネタがよいでしょう。
自身が業務の中で感じたことなどをうまく考えて見てください。
社内のネタが切らしてしまっている場合は、ひたすら業界やビジネス、経済のニュースや、トレンドをおさえて置くことが大事です。
社内の情報ではなくても、ちゃんと興味を持たれるネタを用意して繋いでいきましょう。
日々関連するニュースをチェックし、ニュースの概要、所感、疑問、今後の4つを話せるようにしておきましょう。
きっとより良いコニュニケーションを続けられるようになると思います!
上司のニーズに応えるための賢い報告
上司から報告依頼が!
システム開発プロジェクトに所属していた時の話。
開発プロジェクトと言っても様々で、新しいシステムを構築することもあれば、構築済みのシステムに改修を入れることもあります。
そんなある日、プロジェクト内でトラブルが発生しました。
作成したプログラムが想定していない動きをし始めたようで、正しくデータが登録されなかったようでした。
私が作った部分なので、当然私がトラブルを解決するために、あれやこれや見ていき、対応していくわけです。
その時、プロジェクトリーダの上司に「ちょっと他の打ち合わせに行くので、トラブルの件、後でまとめて報告してもらってもいい?」と。
さて、何を報告すれば良いのか。
上司に求められているものは何かを考える
よく聞く話だと、「結果を先に報告し、5W1Hを使って詳細を説明する」ということ。
確かに手法としてはそうなのですが、どのような内容を報告すればよいのか、考えていきましょう。
結論から言うと・・・。
上司もその報告内容に沿って業務を行っています。
報告を受けた内容から、今後の対応方針を考えたり、さらに上に報告をします。
なので、上司の業務に必要な情報を中心に報告すればよいのです。
上記の私の例だと、上司目線で何をしたいのかというと、
1.今の状況と、対応範囲、完了予定を知りたい
2.部下(私)の対応に問題がないかをチェックしたい
3.更に上にいるマネージャに報告する上で必要な情報を知りたい
が考えられます。
なので、上記のポイントを重点的に報告すると、知りたい情報が素直に聞けるので、上司も助かります。
難しいポイントとしては、上司や、さらに上にいるマネージャがどのような業務を行い、どの程度責任を持っているのかを、知っておく必要があります。
これは、日頃から観察し、アンテナを張り、覚えていかなければなりません。
知識を頭に定着させるテクニック
知識の理解度をチェックする
社会人2年目になると、初めて後輩が出来ます。
今まで教えてもらうばかりだったのに、後輩が出来たことで教える立場も経験していくことになります。
おそらく、最初に直面する「胃が痛くなる時期」なのではないでしょうか?
だって、今までおんぶに抱っこだったのに、そんな自分が人に教えていくなんて。。。
人に教えるということは、自分の知識をアウトプットするということですね。
アウトプットするということは、間違いなく伝えるということと、関連する質問に答えられるようにすることも含まれます。
つまり、自分自身が細かいところまで理解出来ているかを棚卸しすることになります。
わからないところ、うまく説明が出来ないところは、改めて再確認していくことになります。
それで初めて確実な知識を手に入れるわけです。
擬似的にアウトプットを繰り返し行う
何か覚えないといけない時は、アウトプットをするつもりで覚えるようにします。
新人や部下に業務を教える、その時の状況を思い出して見てください。
頭の中で何度もリハーサルを行い、説明する擬似経験を積みます。
そうすると確実にモノにできます。
この仕組みをうまく使っていくと、細かい不明確な部分が洗い出されるし、頭の中も整理できます。
組織の方向性を見極めるスキルは大事
学校と会社の違い
学校を卒業し、社会人としてスタートを切った新卒社員。
みんな、ドキドキしながら社会生活を送り始めていると思います。
この記事を書いているのは6月なので、入社から2ヶ月経ち、会社というのがどういうところなのか、薄っすらと掴んできたのではないでしょうか?
もしくは、まだよくわからず、手探りで色々試している人も多いと思います。
私が社会人になりたての時、といっても15年以上前のことですが・・・
学生時代に思い描いていた会社と、実際の会社はだいぶ違うんだなと思いました。
学生時代に思い描いていたのは、
先生のような人から決められた仕事をもらい、その対応を行っていく。
なぜ、そういった業務があるのかを考えずに、ひたすら降ってくる仕事をこなす、みたいな。
まあ、そういう会社もあるはあると思いますが、私が「違う!」と思ったポイントは、
会社は、学生生活の中のクラブ活動のようなもので、お金の稼ぎ方、方針、役割分担、何から何まで自分たちで相談して決めながら動いていく組織なんだなと。
当たり前のようなことですが、学生の頃はそこまで気づけませんでした。
学校(特に義務教育)では、カリキュラムが存在し、それに則って先生が手順通りに進めて行きます。
なぜその科目を勉強しないといけないのか、なぜそれを学ばなければならないのか。
すべて国が定めるカリキュラムと教科書を使って進めていくので、偉い誰かが決めたことをやっていく(勉強していく)、という考えが強かったのだと思います。
組織の一員としてまず考えるべきこと
会社という組織は、自分たちで方向性を決めていきます。
組織の中に、細かい組織があり、更にその中に・・・といったように、グループ化された中でコミュニケーションを取っていきます。
意見がぶつかったとしても、会社や組織の進むべき道は同じ方向を向いています。
同じ方向を向いているからこそ、意見がぶつかるんですね。
それは憎しみなどではなく、それぞれの正義なのでしょうけど。
なので組織や上司の方向性・ベクトルがどこを向いているのかを意識し把握することがとても重要です。
ベクトルがあっていないと、目指す先がみんなと違うため、「あれ? この人は一体何を考えているんだろう?」なんて思われてしまうこともあります。
逆に、ベクトルがあっていない人と仕事をするときは、少し気をつけたほうがいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
会社はどのような組織なのか、そして組織と付き合う上で必要なスキルは何なのか、今一度考えて見てください。